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ゆで卵ライス

死の蔵書」、ブックオフ。
この本がベストセラーだったころ本の雑誌で「本が好きな人にはたまらない」などと書かれていたんだけど、よくわからず「?」だったんだけど、読んだらその理由がよくわかった。
実際の小説をバサリバサリと切りまくって、スティーブン・キングなんか何度も名前がでたもんね。気の毒に。ヘミングウェイのサインの話なんかも実話なんだろうか、どうかな。
そして、なんども繰り返して書かれている本の価値についての記述がいいですね。買っておいて言うのもなんだけど、ブクオフのあのフランチャイズ的植民地主義的画一的白痴的やまびこ的値段のつけ方の正反対。発売当日に買った宮部みゆきのノベルズをその翌日ブクオフではたしか50円ていわれて今は焼肉屋になった古書店では500円くらいで売れたことがありました。そんなことなんだけどね。あのやまびこっていうのを止めてくれるだけで好感度アップなんだけどな。
本を読みたくなる、っていう本はありそうだけど、本屋をやりたくなる本って珍しいと思う。しかも古本屋、いいなあ。
by oswtknr | 2006-11-27 21:29 | 書店パトロール