花屋の勝手口

c0009461_10444658.jpgおととい八文字屋のレジ近くの平積み台に半藤一利の「昭和史」を発見。残り2冊しかなくて回りに積んである本から大きく凹んでました。

僕の高校時代、歴史は選択科目で世界史をとりました。その世界史教師はエジプトマニアで1年の半分くらいはエジプトおよび地中海中近東北アフリカ史をやっていたような記憶があります。学校で教わった昭和史といえば中学のとき、三学期にあっという間にトピックだけですました、んだろうなあ。
死んだ祖父母たち、とくにバアチャンはよく戦前戦中戦後の話をよくしていました。女学校、関東大震災、召集令状、食糧難、とかそういう話。
「憲兵」という言葉を口にする時は、「忌み嫌うもの」について話す表情をしていました。彼らは本来業務以外、一般市民に対してマジに「権威」や「恐怖」をふりまいていたようです。
世界中の戦争に巻き込まれた人たちと同じように僕の家族も引っかき回されたわけであり、そういうところから昭和史には関心ありました。
吉村昭、司馬遼太郎、安彦良和の「虹色のトロツキー」、村上春樹の「辺境・近境」とか昭和史についての本はいろいろありますね。かたよってるかな?あと誰だっけ?

「昭和史」は「戦争中、日本軍は悪いことをした」などという単純なことではなく、そういう集団ストレス・ヒステリーにおちいった原因を探りながら教科書の見出しを読むだけで終わってしまった事柄についてよく解説しています。まだ1章しか読んでませんが。
そうだ、手塚治虫の「紙の砦」、「アドルフに告ぐ」は作者の実体験があるぶん、戦中の狂気がとてもリアルに書かれてます。こわいですよ。
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by oswtknr | 2005-03-13 11:49 | 書店パトロール