刺青

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「ズロースいっちょう!」は通じるか?いちおう通じたことはあった、らしい。「掘った芋いじくんな」とどっちが通じるかはわからない。

イースタンプロミス」はすごいぞ。
「花より男子」も「セックスアンドザシティ」も「二十世紀少年」もかなわぬぞ。

あのロシア料理屋のお父っつぁんのダミ声はやっぱりマーロン・コルレオーネ・ブランドなのか?
マフィアの親分とその出来の悪い息子と主人公、よくあるパターンですね。「ロード・トゥ・パーディション」なんかそのまんまだし、その類型としては「ゴッドファーザー」のマイケルとフレドとか。「レオン」もね。
でもって後半、高倉健ばりに「死んでもらいます」って復讐しにいってそこには囚われのアンナがいて彼女をかばって相打ちになってそして男は女の腕の中で死んでいく、のだろうと思っていたら全然違った。
「レオン」や「ロード・トゥ・パーディション」はそういう終わり方だったしそれで至極真っ当におもしろい映画だった。
だけんどそーじゃないんだよね。おもしろかった。

そうだ、この映画は銃が出てこない。凶器はナイフのみ。
ナイフも怖いぞ。刃渡りが長いから危ないってのはオロカナ話なんだなっていうのを見ながら思った。チェチェンマフィアの使っていた曲がった皮剥ぎナイフなんか小さいけどすごいですね。「ねじまき鳥クロニクル」の皮剥ぎボリスを思い出しましたね。
素っ裸でいるところを、ナイフを持った殺し屋2人に襲われるっていうのは怖いな。そういえばゴルゴもなぜか白いブリーフ一丁のところを襲われてるな。

で、予告で流れた「闇の子供たち」がこの映画のテーマと重なってみえて、非常に重いのだ。
人間が人間を搾取するっていうのはさ、まったく腹が立つ。クジラがどうした温暖化がどうしたいう前にこれをなんとかしろ!と強く言いたい。「闇の子供たち」の原作を読んだ後、激しく怒ったんだオレは。彼らにとってはこの世に神も仏もないじゃないか。テレビも新聞もどーでもいいことを毎日大量に垂れ流しているのにこのことを取り上げないのはどうしてなのだ?「自分の子供であったら」、「自分の娘であったら」ということを考えることはないのか?
研修生だとかいってアジアの人を連れてきて安く働かせたり製造業や事務仕事なんかで日本人を搾取している企業も同じことをやっているのだぞ。みんな潰れてしまえとどうして怒らないのだ?
毒入りの米や食い物を食わされたせいで脳みそおかしくなって日本中ろぼとみー状態なのかもしかして。
という激しい怒りの感情をともなった映画であった。

ともかく、大都市ロンドンに病院はいっぱいあるはずなのに?という小さな疑問はあるけれど、凝ったつくりで1時間40分はエライ。
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by oswtknr | 2008-09-23 22:33 | 映画